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【治安】フィリピンって安全なの?マニラ首都圏のリアルを解説

フィリピンに住むことが決まったと友人に伝えると、まず聞かれたのがこの質問でした。

「フィリピンって安全なの?」

その気持ちはとてもよく分かります。

この記事ではマニラ首都圏に実際に住んでいる立場から、フィリピンの治安について解説します。

これからフィリピン・マニラに

  • 旅行する人
  • 語学留学する人
  • 駐在する人

の参考になれば嬉しいです。

フィリピンに対する日本人のイメージ

まず、日本人が持っているフィリピンのイメージを整理してみます。

私が子供の頃、テレビで「ゴミ山で生きるストリートチルドレン」のドキュメンタリーがよく放送されていました。

そのため、日本では

フィリピン=貧困

というイメージを持っている人が多いと思います。

一方で、語学留学に興味がある人は、比較的安い費用で英語を学べる留学先として知っているかもしれません。

また、綺麗な海を楽しむリゾート地として旅行する人も多く、海が綺麗な国という印象を持っている人もいるでしょう。

日本人の多くが思い浮かべるフィリピンのイメージは、だいたいこのどれかではないでしょうか。

フィリピンは経済格差が大きい社会

ここで理解しておくべきことがあります。

フィリピンは経済格差がとても大きい国です。

例えば同じ国でも

  • 学校に行かず物乞いをする子供
  • 専属コーチからゴルフレッスンを受ける裕福な家庭の子供

など、生活環境が大きく違います。

日本ではあまり感じないような階級差が存在します。

そのため、フィリピンでは住むエリアによって街の雰囲気や安全性まで大きく変わります。

私がこれまで訪れていたのは主に田舎やリゾートエリアで、

フィリピンに抱いていたイメージは多くの日本人とは少し異なっていました。

私が知っていたフィリピンの田舎

駐在帯同前から、私は何度もフィリピンに訪れていました。

しかし訪れたことがあるのは、田舎にある母の親戚の家の周辺やリゾートエリアばかりでした。

そのため、私が抱いていたフィリピンのイメージは、このような場所でした。

もちろん近隣に貧しい家庭はあるのですが、食べることに困るほどではなく、貧しいながらも家族、友人や近隣住民に囲まれて貧しいながらも楽しそうに生活している人が多いという印象でした。

しかし、マニラ首都圏には全く違う街並みもあります。

その代表がBonifacio Global City(BGC)です。

BGCはマニラの近代都市

BGCはマニラ首都圏でも特に発展しているエリアです。

  • 高層ビル
  • おしゃれなカフェ
  • レストラン
  • 大型ショッピングモール

などが集まっており、ハイストリートと呼ばれるBGCのメインストリートは夜になっても人が多く明るいです。

そして、広い公園もいくつかあり、

  • 犬の散歩をする夫婦
  • ランニングやバドミントンをする若者
  • ダンス撮影をする学生の集団

など、のんびりした雰囲気を見ることができます。

駐在員が多く住むBGCの治安

BGCは海外駐在員が多く住むエリアです。

街を歩いていて危険を感じることはあまりありません。

ただしそれは、安全対策を意識して生活しているからとも言えます。

日本の渋谷・銀座・表参道のように、人が多く集まるエリアでもあるため油断は禁物です。

BGCでも日本人被害の事件が起きている

実際に2025年には、BGCで日本人が被害者となる強盗事件が発生しました。

(1)9月3日22:40頃、タギグ市BGC地区(被害者2名)
邦人4名がBGC内25番通りの歩道を歩行中、10番大通り付近にて、犯人Aが拳銃のようなものを被害者Aに向け、身につけていたカバンを渡すよう指示されました。

実際にこの地域がどういうところかというと、次の写真のようなエリアです。

広い空き地のようなスペースがあり、日中は散歩をしている人を見かけます。

他の公園と比べると人の数はそこまで多くありませんが、のんびりとした雰囲気があります。

そして、夜になるとこのような雰囲気となります。

18:20頃に撮影したため、仕事を終えて帰宅する人が増え周辺は少し賑わっていました。

街灯や建物の明かりによって、道は比較的明るく照らされています。

しかし写真からも分かるように、広い空き地のようなスペースがあるだけで、

通り沿いに飲食店や店舗が多く並ぶエリアではありません。

他のエリアと比べると車通りや人通りはそれほど多くなく、この通りは車やバイクが路上駐車しやすい環境になっています。

事件が起きたのは22:40頃であり、この写真の時間帯よりもさらに人通りは少なくなっていたと考えられます。

このような場所では、車やバイクで待ち伏せし人が通りかかったところを襲うことも可能です。

そのため、このような通りにはできるだけ近づかないよう心がけましょう。

基本的な対策にはなりますが、以下の点に注意することが大切です。

  1. 夜はなるべく出歩かない
  2. どうしても外出する場合は車で移動する
  3. やむを得ず歩く場合は、明るく人通りの多い道を選ぶ

BGCで見かけた物乞いの子供

ここで少し、BGCで体験した小さなエピソードを紹介します。

ある日、レストランで屋外の席に座って食事をしていたとき、小学生くらいの子どもたちの物乞いに1度だけ遭遇しました。

身なりが比較的整っていること、子どもだけで物乞いをしていることから、親に連れて来させられた可能性もあると感じました。

2人は席についているお客さんに順番にお金を要求していましたが、客は皆断っていました。

もしここで成功体験を与えてしまうと、今後も物乞いを収入源として考えるようになるかもしれません。

私の番が来るかもと心の準備をしていたとき、隣の席の若い女性3人組の1人が、自分の食事のデザートであるオレンジとスイカを紙ナプキンに包み女の子に渡しました。

それを見て私は「こういう優しさの示し方もあるのか」と感心し、私も真似してデザートを渡すと女の子は小さくお礼を言い、少し離れた場所で食べていました。

しばらくすると、店員がその子に近づきました。

私はその子が物乞いしていた事を叱られるのではと少しドキドキしましたが、

店員は静かに注意するだけで、女の子はそのままどこかへ行ってしまいました。

フィリピンが抱える貧困という社会問題はとても大きく、個人でどうこうできるものではありません。

それでも、ただ邪険に扱うのではなく、自分なりの優しさの示し方を考えることも大切なのかもしれないと、今回の出来事を通して感じました。

BGC以外で日本人が注意すべき治安ポイント

ここからは日本人が注意すべき治安ポイントを場所ごとに解説します。

ニノイ・アキノ国際空港

マニラの空港から都市部へ移動する場合、流しのタクシーではなく配車アプリを利用することをおすすめします。

流しのタクシーを利用すると、観光客だと分かると高い料金を請求されることがあります。

また、タクシードライバーがどのような人物か分からないため、トラブルに巻き込まれる可能性もゼロではありません。

場合によっては、タクシーを手配すると声をかけてくる人とドライバーが共謀しているケースもあると言われています。

そのため、マニラでは配車アプリ「Grab」を利用するのが比較的安心です。

Grabは事前に料金の目安が表示され、アプリ上でドライバー情報も確認できるため、観光客でも利用しやすい移動手段です。

また、空港のタクシー乗り場に近づくと、タクシーの勧誘などで多くの人に声をかけられることがあります。

そのため、空港の建物内など落ち着いて操作できる場所で、配車アプリから車を手配するのが安心です。

イントラムロス

イントラムロスには、世界遺産であるサン・アグスチン教会があり、多くの観光客が訪れるマニラの代表的な観光地です。

スペイン統治時代の面影を残す城壁都市で、歴史的な建物や石畳の街並みを楽しむことができます。

観光客向けのツアーも多く開催されており、通りを歩いているとツアーの勧誘を受けることもよくあります。

興味があれば話を聞いてみても良いと思いますが、トラブルを避けるためにも

  • 事前にGetYourGuideなどで予約する
  • ツアー料金の相場を調べておく

ことをお勧めします。

また、イントラムロス周辺ではスリや声をかけてくる人にも注意が必要です。

最初は親切に話しかけてきても、仲良くなったあとに犯罪やトラブルに巻き込まれるケースもあります。

まとめ

フィリピンの治安について心配する日本人は多いですが、

実際にマニラで生活して感じるのは 「エリアによって安全性が大きく違う」ということです。

マニラ首都圏の中でもBGCのようなエリアは、街が整備されており外国人や駐在員も多く生活しています。

そのため、日本人が生活していても比較的安心できる環境と言えます。

しかし、日本とは違い 夜間の人通りの少ない場所や人気のない道路では犯罪が起きる可能性もあります。

そのためフィリピン マニラで生活もしくは観光する際は、次のような基本的な防犯意識を持つことが大切です。

フィリピン マニラで安全に過ごすためのポイント

  • 夜遅い時間に人気の少ない場所を歩かない

  • 移動は配車アプリ Grab を利用する

  • 知らない人にむやみに話しかけられても対応しない

  • 貴重品やスマートフォンを目立つ形で持ち歩かない

こうした基本的なことを意識すれば、過度に恐れる必要はないと感じています。

日本とは違う環境ではありますが、しっかりと防犯意識を持つことで安全に過ごすことは十分可能です。

これからフィリピンへの旅行や留学、駐在を予定している方の参考になれば嬉しいです。


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